男性市議1人の新型コロナウイルス感染が判明していた南足柄市議会（定数16）は14日、男性市議とその濃厚接触者の市議4人の計5人が欠席する中で臨時会を開いた。
副議長選は、欠席した臼井忠欣氏（63）＝公明党＝が6票を獲得、出席していた別の議員の5票を上回って選ばれる異例の選挙となった。
議会を招集した保田建一郎前議長は「延期すべきとの声もあったが、濃厚接触者が直前まで確定せず、予定通り開催した」と説明。新議長に就いた石川貴久雄氏（67）＝愛郷倶楽部＝は「今回のような事態にも対応できるようICT（情報通信技術）化が今後の課題だ」と話した。
