バルサがメッシの契約延長よりハーランド獲得を優先も

メッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナが、ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)獲得を最優先事項とする構えを見せている。6月で契約の切れるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)との契約延長交渉を犠牲にするのもいとわないというのだ。

英紙「サン」によると、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はハーランドにぞっこん。1億900万ポンド(約168億円)を用意して、スペイン1部レアル・マドリードやイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドらとの獲得競争を制したい考えで、メッシと新契約を結ぶことより力を入れたいという。

というのも来月24日にに34歳の誕生日を迎えるメッシに対し、ハーランドは20歳。クラブの将来を見据えたとき、次代を託せるのは若きストライカーなのは明らかだ。そのため、ラポルタ会長はドルトムントを説得するための、あらゆる努力を行い、メッシに現在の半分の給料を提示することも視野に入れているというほどだ。

ただドルトムントも売却に否定的でハーランドの移籍金を1億5000万ポンド(約230億円)に設定していると言われる。金銭的にはまだ足りない状況だけに、バルセロナは、本当にクラブの功労者であるメッシを手放してでも〝怪物〟を取りにいくつもりなのだろうか。

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