ジダン監督が退団報道を否定も「将来について話すことはできない」

ビルバオ戦でもブレることなく指揮を執ったジダン監督(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督(48)が今季限りで退団するとの報道を否定した。

16日(日本時間17日)にアウェーでビルバオに1―0で勝利し、2位をキープ。逆転優勝に向けて首位アトレチコ・マドリードを勝ち点2差で追走する中、地元メディアで「ジダン監督は優勝してもしなくても今季限りで退任する。すでにイレブンに通達した」と報じられている。

ただ、ジダン監督は試合後に各メディアで伝えられた自身の去就報道について「私たちは命をかけて戦っている。私がやめると言うならば、選手たちにどのように伝えるのか。メディアは好きなように言えばいい。私は選手たちに〝やめる〟とは決して言わない」と、完全否定した。

その一方、2022年夏まで契約があるジダン監督は今季限りでRマドリード監督を退任し、イタリア1部ユベントスの監督に就任するとも報じられている。シーズン終了後の身の振り方について、指揮官は「いつでも私の将来について話すことはできない。最も重要なことは最後の試合だ」とし、逆転Vに向けて集中していることを強調したという。

Rマドリードはリーグ最終節(23日=同24日)にビリャレアル戦と対戦するが、タイトル争いの行方とともにジダン監督の去就にも注目が集まりそうだ。

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