「全米プロ」20日開幕 メジャー史上最長の7876ヤードをどう攻略するか 

松山英樹

ゴルフのメジャー「全米プロ」は20日からサウスカロライナ州キアワ・アイランドのオーシャン・コースで開催される。メジャー史上最長のモンスターコースではどんな戦いが繰り広げられるのか。

同コースで「全米プロ」が開催されるのは2012年以来。ローリー・マキロイ(32=英国)が2位に8打差の通算13アンダーで優勝した時は7676ヤードだったのが、今回は同じパー72で7876ヤードの設定となった。

ピート&アリス・ダイ夫妻によるデザインのコースでカギとなるのは後半だ。

9年前のデータでは、11番(593ヤード、※距離はいずれも今年の大会のもの)はこのシーズンのツアー全試合の中でで6番目に難易度が高いパー5で、14番(238ヤード)と17番(223ヤード)の両ホールも、パー3のシーズン難易度でトップ10入り。

18番パー4(501ヤード)は、最終ホールとしてはシーズンで2番目に難易度が高かった。

海辺の立地なので風向きによって「14番のティーショットで使うクラブは前の日に7、8番アイアンだったのが2や3番アイアンになることもある」とピート・ダイ氏は生前に語っていたという。この読みと決断が、いかにできるかがスコアメークのポイントになる。

日本からは「マスターズ」に続くメジャー連勝をめざす松山英樹(29=LEXUS)。前週の国内ツアー「ダイヤモンドカップ」Vの星野陸也(25)と、金谷拓実(22)の3人が出場する。

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