ビュー京ケ岳にカフェがオープン 上越市清里区 眺望と地元産メニューが魅力

 清里区青柳のビュー京ケ岳で15日、地元食材を使った軽食などを提供するカフェが営業を開始した。11月6日までの土、日曜と祝日に営業する。

メーンフロアからは高田平野と日本海を見渡せる

カフェは櫛池農業振興会が中心になって運営。4月に着任した地域おこし協力隊の髙木桂さんがプロデュースする。同施設は近年、宴会利用が中心となっていたが、予約不要のカフェ営業で新たな需要の開拓を狙う。坊ケ池周辺に釣りやサイクリング、キャンプなどアウトドア趣味で市外から訪れる人や、上越清里星のふるさと館の来館者らを主な客層に見込んでいる。

メニューの一例。地元食材にこだわっている

 提供メニューは清里産のコメを使ったおにぎりと地元食材にこだわった季節のスープ。季節によって内容が変わり、5月と6月は山菜の炊き込みご飯のおにぎり(税込み350円)と、ネマガリタケのタケノコ汁(同200円)を提供する。清里商工会女性部が考案したスイーツ「清豆たると」や上越市内のベーカリーのパンなども販売している。一部を除いてテークアウトができ、坊ケ池湖畔を散策しながら味わうことが可能だ。もう一つの魅力が店内からの眺望の良さ。客席は2室にあり、高田平野と日本海のパノラマ、坊ケ池と山脈のいずれかが楽しめるようになっている。初日に訪れた客からは、窓から見える風景や吹き抜ける風の心地よさに喜ぶ声が上がっていた。

目の前に広がる坊ケ池を眺めながら憩いのひととき

髙木さんは「利用される皆さんの意見を聞き、希望や思いをたくさん形にしていきたい」と話す。

 営業時間は午前時から午後3時まで。問い合わせは櫛池農業振興会(電025・528・7131)へ。

© 株式会社上越タイムス社