【ボクシング】フューリーVSジョシュアの4団体ヘビー級王座統一戦が開催危機

タイソン・フューリー(ロイター)

ボクシングWBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(32)と、WBAスーパー&IBF&WBO同級統一王者のアンソニー・ジョシュア(31=ともに英国)のヘビー級4団体王座統一戦が開催危機に陥った。

両者は3月に契約のサインをしたとされ、先日はフューリーが自身のツイッターで「大発表だ。8月14日にサウジアラビアで開催される。世界最大のスポーツイベントだ」と明かすなど、いよいよ待望の一戦が正式発表間近だった。

ところがここにきて、雲行きが怪しくなっている。米スポーツ専門局「ESPN」によると「フューリーがツイートした翌日、9月15日までに(前WBC王者)デオンテイ・ワイルダー(35=米国)と再戦をしなければならない判決が下されたことが明らかになった」という。

ワイルダーは昨年2月にフューリーとの再戦に敗れ、王座から陥落。試合の際の契約に含まれていた再戦権利を行使して第3戦の開催を模索するも、新型コロナウイルス禍などで実現できていない。

フューリー陣営は有効期限が切れたため再戦義務がなくなったことを主張し、その有効性を巡ってワイルダー陣営との訴訟問題に発展していた。仮に8月にジョシュア戦を行えば、9月にワイルダーと再戦することは到底無理だろう。果たしてこの判決結果にフューリー陣営はどう出るのか。

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