辛ラーメン「農心」利益56%減...「コロナ特需」の反動 日本や米国では成長

韓国のユアンタ証券は18日、「辛ラーメン」や「チャパゲティ」で有名な「農心」(ノンシム/NONGSHIM)の分析レポートを発表した。新型コロナウイルスの影響のベース効果(反動)により、同社の1~3月業績は市場予想を下回った。韓国ではラーメン業界全体で営業利益が急減しており、新型コロナウイルス感染症事態による特需が縮小し、小麦など原材料価格が上昇したためとみられる。

農心の1~3月実績は、連結売上高6,344億ウォン(約612億円/YoY-8%)、営業利益283億ウォン(約27億円/YoY-56%)を記録し、営業利益は市場予想を22%下回った。国内と海外の売上ともに2019年の水準を超え質的成長を遂げたが、販売に関連する付帯費用などの負担が拡大するにつれて収益が予想を下回った。

ユアンタ証券のパク・ウンジョン研究員は、「ラーメンとスナックの売上高は、前年同期比それぞれ11%、6%減少した。コロナ19のベース負担が内需に集中したが、輸出はそれぞれ20%、11%成長した」と述べた。

続けて、「売上高の減少に伴う固定費負担で、前年同期比原価率が2%p上昇し、販管費の負担(判官の割合+ 4%p)も拡大した」としつつ、「中国での業績が下落して固定費負担が加重され、収益性が悪化したが、(中国営業利益率2%、-9%p yoy)、米国、日本などが堅調な成長を記録し、収益性の低下を守った。

パク研究員は、「しばらく内需はコロナ19の基底負担が持続する。前年同期比の売上高の減少が島されている」とし、目標株価を34万ウォンに下方修正した。

© 合同会社WTS研究所