【CL決勝プレビュー】2年ぶり決勝でプレミア勢対決!ビッグイヤーを掲げるのはマンCか、チェルシーか…

 ジョゼップ・グアルディオラ監督就任で優勝候補と言われながら辛酸を舐め続け、ようやく決勝の舞台にたどり着いたマンチェスター・シティ。そして、監督交代を経験しながら強敵を破っていき、3度目のCLファイナルに登り詰めたチェルシー。イングランド代表する2つのビッグクラブが、ヨーロッパの頂点を目指し激突する。

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欠場者情報
マンチェスター・シティ
・イルカイ・ギュンドアンは直前の練習で左膝に違和感を訴える。それでも夢の舞台のため、スカッド入りを果たしている。

チェルシー
・プレミアリーグ最終節で打撲を負ったエドゥアール・メンディと、ハムストリングに問題を抱えるエヌゴロ・カンテ。直前まで出場が危ぶまれたものの、メディカルスタッフからOKサインがでた。

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マッチプレビュー
マンチェスター・シティ
 欧州の舞台においてマンCとチェルシーが激突したのは、1970-71シーズンのカップウィナーズカップ準決勝の一度のみ。マンCはヨーロピアンカップを含めイングランド勢で9番目のCLファイナル進出クラブとなるが、直近10チーム中初の決勝で勝利したのはボルシア・ドルトムントだけだ。一方でジョゼップ・グアルディオラ監督が勝てば3回目のCL制覇となり、カルロ・アンチェロッティやジネディーヌ・ジダンにに次ぐ偉業となる。

チェルシー
 両チームが最後にカップ決勝で対戦したのは、1985-86シーズンのフル・メンバーズ・カップまで遡る。ウェンブリー・スタジアムで行われた一戦は、デイビッド・スピーディーがハットトリック、コリン・リーが2得点を挙げ、5-4でチェルシーが優勝した。またトーマス・トゥヘル監督はヨーロピアンカップを含め、異なるクラブで2年連続ファイナルに到達した初めての監督に。敗戦となれば決勝で3連敗を喫した3人目の指揮官となる。

監督コメント
ジョゼップ・グアルディオラ監督(マンチェスター・シティ)
「私たちは共に戦いCL決勝に進出したが、これはいい言葉だ。人々はCL決勝に進むのは簡単だと思っている。今シーズン決勝に進出したことで、この4〜5年でやってきたことが報われるだろう。毎日一貫して彼らは努めてきたんだ。これは驚くべきことだよ」。

トーマス・トゥヘル監督(チェルシー)
「子供の頃はこのような試合を夢見るけど、それは月を見るように遠い遠いものだった。もしどのクラブがベンチマークか聞かれたら、私は迷わずマンCかバイエルンと言うだろう。今季も昨季もこの2チームがベンチマークだった。私たちはそのその差を縮めようとしているんだ。サッカーでは90分でそれが実現できるのが良いところだね」。

プレミア勢対決を制すのは? Photo Getty Images

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