菊池雄星が快投で今季3勝目 マリナーズ4連勝で5割復帰

【レンジャーズ2-4マリナーズ】@T-モバイル・パーク

マリナーズの菊池雄星は今季10度目の先発登板となったレンジャーズ戦で4回途中までパーフェクト、5回までノーヒッターを継続する快投を披露。6回表先頭のウィリー・カルフーンに初安打を許し、7回表一死1塁からジョーイ・ギャロに9号2ランを浴びたものの、7回途中まで104球を投げて被安打3、奪三振5、与四球1、失点2という安定したピッチングで今季3勝目(3敗、防御率3.88)をマークした。マリナーズは本拠地でのレンジャーズ4連戦を見事スイープ。勝率5割復帰となった。

菊池は立ち上がりからカッターとフォーシームを中心に支配的なピッチングを展開。4回表二死から遊撃J・P・クロフォードの悪送球でアドリス・ガルシアを出塁させるまで1人の走者も許さなかった。6回表先頭のカルフーンに初安打を許し、ノーヒッターは消滅したものの、次打者を併殺打に仕留めてこの回も打者3人で無失点。7回表にギャロの一発で2点を失い、二死後にネイト・ロウを歩かせたところで降板となったが、先発投手陣に多くの故障者が発生するなか、先発の柱としての役割を十二分に果たした。

そんな菊池をマリナーズ打線は序盤から援護。1回裏にタイ・フランスのタイムリー二塁打で先制すると、3回裏には一死2・3塁のチャンスを作り、フランスのタイムリーで2点を追加。5回裏にはカイル・シーガーに10号ソロが飛び出し、4点のリードを奪った。菊池降板後は、JT・シャギワ、ポール・シーウォルド、キーナン・ミドルトンが無失点リレー。今季ワーストの6連敗を喫したあと、7試合で6勝1敗と勢いを取り戻しつつある。

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