上越市大町5の旧今井染物屋で5月30日、バテンレース入門講座が開講した。
同市の手仕事文化の発信拠点として再整備された同施設を活用するイベントで、手仕事文化の代表例であるバテンレース制作を体験する。
講座は全4回で、縫い方の基本から始まり、花瓶敷きなどの作品制作を行う。バテンレース水滴(頸城区浮島)の有滝栄子さんが講師を務める。
初回はバテンレースの基礎を学習。ブレード(テープ)を水滴形になるように台紙に固定する作業や、重なっている部分の処理、千鳥かがりなどを行った。
定員7人に対し30人以上が申し込む人気ぶり。参加した成田裕子さん(同市)は「以前からバテンレースをやりたいと思っていたので、参加できてうれしい。(旧今井染物屋の)凜(りん)とした雰囲気の中で教えてもらい、背筋が伸びる気持ち」と話していた。