ザリガニを釣ってハスを救え─。横浜市立間門小学校の児童たちが17日、近くの三渓園の池でザリガニ釣りに取り組んだ。ザリガニの繁殖を抑えてハスの芽を切られるなどの被害を食い止めようと、約130人が汗を流した。ハスの名所として知られる同園は、2007年から来園者によるザリガニ釣りを続けていたが、昨夏はコロナ禍で中止に。ハスの育成が遅れるなどの影響が出ており、近くにある間門小に助けを依頼した。
この日は2年生たちが交代で釣り糸を垂らし、ザリガニが掛かる度に歓喜を上げた。児童は「ハスを守ることができて良かった」「ザリガニを釣れて楽しかった」「ハスが咲くのが楽しみ」と笑顔を見せていた。