昭和の歌姫しのび、横浜の墓前にファンが花束 美空ひばりさん三十三回忌

多くの花が供えられた墓前でお参りするファン=24日、横浜市港南区の日野公園墓地

 横浜生まれの国民的歌手、美空ひばり(本名・加藤和枝)さんの命日である24日、ひばりさんが眠る横浜市港南区の日野公園墓地には午前中からファンが集まり、昭和の歌姫をしのんだ。

 今年は三十三回忌にあたり、オンラインによる墓参りツアーが組まれたり、生まれ育った横浜市磯子区などで企画展が開催されたりしている。

 墓前には、ファンが訪れ、花束が次々と置かれていった。当時を知るファンが思い出話をする姿も見られた。

 法要が始まった正午には激しく降っていた雨もやみ、ひばりさんの長男で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也さん(49)も墓前で手を合わせた。「大きな節目を皆さんに気にしていただき迎えられたことへの感謝が日々増している。引き続き、美空ひばりの音楽を発信していきたい」と話していた。

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