関東信越国税局は1日、令和3年分の路線価を発表した。
県内13税務署のうち上越地域の最高路線価をみると、高田署管内は上越市仲町4「主要地方道高田停車場線」は6万6000円で県内5位。前年から4・5%(3000円)下落しており、26年連続の下落となった。
糸魚川署管内の最高路線価は、同市南寺町2「県道西中糸魚川線」の5万円で県内6位。前年から2・0%(1000円)下落しており、4年連続の下落。
県不動産鑑定士協会の飯田英範・地価調査委員長によると、他市町村と同様に郊外型の商業集積地に顧客が流出。高田駅前の中心市街地は新型コロナウイルス感染症の影響などで繁華性が低下し、需要が弱まっているという。
糸魚川市でも郊外型の商業集積地に顧客の流出がみられる他、北陸新幹線の効果も限定的で需要の弱い状況という。