糸魚川中央ロータリークラブ(RC、斉藤隆生会長)は、創立40周年記念事業として「中学生英語ITOIGAWA発信プログラム2020」を実施した。糸魚川中(七澤伸一校長)の3年生5人が参加し「私だけが知っている!ふるさと糸魚川の魅力‼」をテーマに、世界に向けて地元を紹介するビデオ動画を英語で制作した。
同事業は糸魚川の魅力紹介、中学生の英語能力向上、グローバル社会に適合できる人材育成などが目的。新型コロナウイルス感染症の影響で交換留学事業などが休止状態にある中、昨年度募集した。
5人は、2年生の時に応募し制作。堀田歩花さん、関原海斗君、小野柚葉さん、和泉大翔君の4人組は、地元の味「ひらさわのコロッケ」を、入江夏希さんは横町、白馬通りなど「塩の道」起点付近の歴史文化を取材し、動画に編集した。
同クラブが動画をアップロードし、海外ボランティア・ロータリアン、交換留学生らから感想を募った。コロッケ動画には「おいしそう。食べてみたい」、塩の道動画には「ITOIGAWA、おもしろそう」などのコメントがあった。
斉藤会長ら2人がこのほど同校を訪問。生徒にお礼のクオカードを贈呈し、動画を視聴した。堀田さんは「急なお願いにも店長さんが応じてくださり、糸魚川の優しさを感じた。おいしさが世界に広がってほしい」、入江さんは「初めてで失敗したかなと思ったが、世界の方からうれしい声を頂き、良かった」と話した。
同事業は本年度も継続。行政とも連携し、市内中学生を対象に幅広く募集する予定。