相模原市で事前キャンプをしている東京五輪に出場するカナダ代表のボートチームが12日、市立夢の丘小学校(同市南区)の4年生とオンラインで交流した。児童は選手たちに五輪への思いや緊張をほぐす方法などを質問した。
オンライン交流は、拠点とする県立相模湖漕艇場(同市緑区)での練習を終えた選手6人と、同校体育館に集まった4年生68人をテレビ会議システムで結んで行われた。
選手は無観客開催となったことについて「声援を聞くことができないのはすごく悲しい」としつつも、緊張のほぐし方を含め「今までの練習と、チームメートを信じて頑張る」と力強く答えた。
選手から児童に「あなたにとってオリンピックとは?」との逆質問も。児童らは「みんなの心を一つにする時間」などと答え、選手らから拍手が送られた。
交流後、男子児童(9)は「オンラインだったけど、選手との距離を近く感じた」と話し、女子児童(9)も「本当は会場で競技を見たかったし、選手とも会ってみたかった。テレビを通じて一生懸命応援したい」と笑顔で話した。