7日・上越38度 各地で今年最高 今後も熱中症厳重に警戒

 県内は7日、高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。上越地域では、上越市高田で今年最高の38・0度を記録。南風が吹き、特に暑く感じさせた。同市安塚で37・0度、大潟で36・0度となり、いずれも今年最高を記録。上越地域では2人が熱中症で搬送された。

 7日は日本海側で山を越える風が高温で吹き下ろす「フェーン現象」により、広い範囲で今年一番の暑さとなった。上越市では午前から35度を超え、午後からさらに気温が上昇した。消防によると、同日午後4時までに上越市で60代女性が、糸魚川市で70代男性がそれぞれ熱中症とみられる症状で救急搬送された。いずれも屋内で発症し、軽症だという。

 新潟地方気象台によると、8日の県内は台風10号が関東地方に接近した後、三陸沖に進む影響で曇りで雨の降る所がある。同日から14日までは曇りや雨の日が続き、最高気温は34~27度と、これまでよりは下がる見通しだが、引き続き熱中症への注意と備えを呼び掛けている。

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