〈動画あり〉本年産上越米が初検査 JAえちご上越 要望受け 例年より1週間早く

 JAえちご上越管内の本年産米の初検査が25日、吉川区のJA梶検査場所で行われた。上越市内の生産者が出荷したわせ品種のうるち米「つきあかり」が検査を受けた。

 初検査は例年より1週間ほど早い。同日検査したコメの数量は30キロ入り紙袋30袋、1トン入りフレコンバック15袋の計16・2トン。それぞれからサンプルを抜き取り、水分量や粒の状態から3人の検査員が等級を付けた。

つきあかりの粒の状態を見極める検査員

 検査員によると、同種は乳心白の出やすい品種ながら、散見程度にとどまり、特徴である粒の大きさは良好。早場米取引の要望を受けて出荷されたため、青未熟粒が多く、1等米比率は40%だった。

 検査したコメはすぐにトラックに積み込まれ、初出荷のセレモニーが行われた。同JA経営管理委員会の笹原茂会長は「関東圏のスーパーで販売を予定している。いち早く、上越産のおいしい新米を食べていただきたい」と話した。

 管内の今年のコメの作付け面積は1万1300ヘクタールで、検査数量は74万7000俵を見込んでいる。

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