【新型コロナ】30日の神奈川、2人死亡 1719人感染 横浜市のマイナンバー窓口でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、新たに2人の死亡と10歳未満~90代の男女1719人の感染が確認された。1010人の感染経路が不明。

 川崎市川崎区の60代男性は、7日に陽性判明。軽症のため自宅療養していたが、11日に救急搬送され、市内の病院に入院。27日に新型コロナウイルス感染症肺炎で死亡した。糖尿病の基礎疾患があり、1回目のワクチン接種を終えていた。

 茅ケ崎市の80代男性は基礎疾患の治療のために同市保健所管内の医療施設に入院。同施設はクラスター(感染者集団)が確認されており、男性は25日に陽性と診断された。軽症だったが、29日に容体が急変して死亡した。

 横浜市は、職員ら19人の感染が判明した横浜駅西口マイナンバーカード特設センター(同市西区)を、新たなクラスターと認定。クラスターが確認されていた川崎市内の法政大学硬式野球部の寮では新たに男子学生2人の陽性が判明し、感染者は計37人となった。

 すでにクラスター認定されている陸上自衛隊の横須賀市内の部署で新たに5人の陽性が判明し、感染者が計33人に。海上自衛隊の市内の部署では新たに8人の陽性が判明し、計69人となった。

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 神奈川県は30日、県内で公表されている感染者のうち、1207人がインド由来のデルタ株(疑いを含む)に感染していたと発表。在日米海軍厚木基地は30日、関係者1人の感染を新たに確認した。

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