下北沢SHELTER 30周年記念+映画『fOUL』公開記念 無料配信トークライブ『fOULとわたしたち─下北沢SHELTERより─』の緊急開催が決定!

1994年から2005年にかけて活動し、現在活動休憩中のバンド、fOUL〈ファウル〉のドキュメンタリー映画『fOUL』(大石規湖 監督作品)が9月24日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開となる。 これを記念して、fOULが自主ライブ企画『砂上の楼閣』を計34回も実施、まさにホームグランドだったといえる下北沢SHELTERにて、fOULを愛してやまない面々が集まっての無料配信トークライブ『fOULとわたしたち─下北沢SHELTER より─』が9月15日(水)に緊急開催されることとなった。

下北沢SHELTERは今年オープン30周年を迎え、10月1日からはそれを記念した企画、ワンマンライブシリーズ『LOOK BACK ON THE 1991-2021』が始まるが、このfOULに関する無料配信はその前夜祭的な位置づけになる(かもしれない)。なお、fOULは現在休憩中につき、メンバーの出演はない。

fOULはアメリカン・ハードコア‏/パンクと日本独特のメロディ、語彙を融合したどこにも存在しない音楽性を誇り、鉄壁のリズムと何かがおかしくも掻きむしられるギター、繊細に吠えるボーカルのアンサンブルが「いったい何に遭遇しているのか」表現できない衝撃を与えたバンド。映画『fOUL』の予告編にあるとおり「その音楽性と佇まいに言葉が追いつかない、言語化不能なバンド」である。 そんなfOULに縁の深かった面々、fOULに多大な影響を受けたバンドマンの証言やコメントを交えながら、fOULという類型皆無の不世出バンドの本質に迫るのがこのトークライブ。

当日は、映画『fOUL』の監督を務めた大石規湖のほか、fOUL結成当初からライブのPAを担当していた今井朋美、fOULのメンバーの機材の秘密を知る楽器店フーチーズの村田善行がトークゲストで登場。また、『砂上の楼閣』を開催していた時代に下北沢SHELTERの店長であった西村仁志や、fOULを愛する全国のバンドマンなどがVTR出演する。さらにBUSHMINDによるスペシャルDJも聴くことができ、どんなセットになるか期待が膨らむ。全国のfOULファンはぜひチャットを通して参加していただきたい。

fOULの音源は現在ほぼすべて廃盤、配信されている音源もごくわずかで、中古で出回っているCDも絶対数が少ないと思われ、その音に触れるためにはそれなりの努力を要する状況だ。その意味でもこの無料トークライブはfOULの魅力の一端に触れることが可能な貴重な機会となり、特にfOULをまったく知らない人々にとっては人生におけるとんでもない出会いのひとつになる可能性がある。

fOUL が遠慮なく大さらけ出しライブを展開する映画『fOUL』は9月24日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開。そのほか、アップリンク京都は10月8日(金)より、札幌サツゲキは10月22日(金)より、横浜シネマリンと名古屋シネマテークは10月23日(土)より上映。神戸アートビレッジセンター、沖縄桜坂劇場は公開時期未定となっている。

© 有限会社ルーフトップ