新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で9日、10人の死亡と10歳未満～90代の男女804人の感染が確認された。うち476人が感染経路不明。
横浜市では男性5人の死亡が判明した。市によると、70代と80代の2人は、クラスタ－（感染者集団）が起きた新戸塚病院（戸塚区）に別の疾患で入院していた。同病院関連の感染者は42人、死亡は4人となった。
50代男性は7月26日に陽性と判明し、9月1日に亡くなった。糖尿病や高血圧の基礎疾患があったという。別の50代男性も糖尿病で人工透析を受けていた。
川崎市では3人の死亡が確認され、このうち多摩区の50代女性は9月3日に陽性が判明した。自宅療養していたが8日に悪化して救急搬送され、市内の病院で死亡が確認された。ワクチンは未接種だった。
相模原市では緑区の製造業社で従業員13人の陽性が判明し、市はクラスタ－と認定した。
県は県厚木保健福祉事務所管内の運送事業者と、県平塚保健福祉事務所管内の会社寮をそれぞれクラスタ－と認定した。
