Wカード目指すレッズ ウィンカーと秋山が故障者リスト入り

日本時間9月19日、逆転でのワイルドカード獲得を目指すレッズはジェシー・ウィンカー(肋間筋痛)と秋山翔吾(右ハムストリング痛)の両外野手を10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ウィンカーは8月中旬に肋間筋痛で故障者リスト入りし、1ヶ月ぶりに戦列復帰したばかりだったが、スイングの際に痛みが再発して再び戦列を離れることに。秋山は左ハムストリング痛で今季の開幕29試合を欠場したが、今回は右ハムストリング痛で戦列を離れることになってしまった。

ウィンカーは今季ここまで110試合に出場して打率.305、24本塁打、71打点、OPS.949の好成績をマーク。シーズン序盤は同僚のニック・カステヤーノスと首位打者争いを繰り広げ、ファン投票により自身初のオールスター・ゲームに選出された。8月中旬に肋間筋痛で戦列を離れ、1ヶ月ぶりに戦列復帰した際には「現実的には100%の状態ではないと思う。ただ戦列復帰してチームの手助けができる状態にしたかった。それが僕の望みだ」と語っていたが、戦列復帰を焦ったことが裏目に出た形だ。

一方の秋山は今季ここまで88試合に出場して打率.204、0本塁打、12打点、OPS.535と期待はずれのシーズンを過ごしている。左翼ウィンカー、中堅タイラー・ネークイン、右翼カステヤーノスのレギュラー3人が打撃好調だったため、基本的には代走や守備固めでの出場がメインとなり、レギュラー3人の休養日や故障時にスタメン出場の機会がある程度。コンスタントな出場機会を得られないなかで打撃成績は低迷し、ここ最近は打席に立つ機会自体が激減していた。

両外野手に加えてネークインも戦列を離れており、レッズは日本時間9月19日のドジャース戦で左翼にマックス・シュロック、中堅にデライノ・デシールズを起用(右翼はカステヤーノス)。捕手兼一塁手のタイラー・スティーブンソンやプロスペクト遊撃手のホゼ・バレーロを外野に回すことも検討されている。今季は残り13試合。レッズはこの13試合をカステヤーノス以外の主力外野手を欠いた状態で戦うことになりそうだ。

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