秋山翔吾所属のレッズ ベル監督と2023年まで2年間の契約延長

日本時間9月23日、レッズのデービッド・ベル監督が新たに2年契約に合意したことが明らかになった。ベルは監督就任時に今季までの3年契約を結び、来季の契約は球団側に選択権のあるオプションとなっていたが、今回の2年契約により2023年まで契約が延長される。「我々はここ数日間、契約延長について話し合ってきた。私はこの仕事が大好きなんだ。他に比べられるものなんてないよ」とベル。なお、ベルとニック・クロールGMによると、コーチング・スタッフも全員が留任する見込みだという。

現在49歳のベルは2018年10月にレッズの監督に就任し、今季が3年目のシーズン。今季は10試合を残しており、ここまで78勝74敗。8月下旬以降、8カード連続負け越しと失速し、ポストシーズン進出が厳しい状況となっている。3年間の通算成績は184勝190敗と黒星が先行しているものの、クロールは「彼は素晴らしい仕事をしてくれている。彼が来季以降も指揮を執るのは当然だと思う。昨季はポストシーズンに進出できたし、今季もまだ可能性が残っている」とベルの手腕を高く評価する。

ベルは先日、「できるだけ長く務めたい仕事だよ。監督の仕事が大好きだし、このチームや選手のことが大好きだからね」と長期政権への意欲を示していた。レッズではピート・ローズの解任後、2~3年のスパンで監督がコロコロと変わる状況が続いていたが、ダスティ・ベイカー(現アストロズ監督)が2008年から6シーズン監督を務め、ブライアン・プライスも2018年のスタートダッシュに失敗して解任されたとはいえ、5シーズン目を迎えた。ベルが今後2年間で結果を残せば、ベイカーに並ぶ6シーズン目、それを超える7シーズン目を迎えることも可能だろう。

秋山翔吾は慣れ親しんだ監督の下で3年契約のラストイヤーを迎えることになる。今季は打撃不振の影響もあり、代走要員または守備固め要員としての起用が目立っていたが、来春のキャンプやオープン戦で監督に実力をアピールし、多くの出場機会を勝ち取りたいところだ。

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