上越市と姉妹都市 オーストリア・リリエンフェルト市 提携40年 10月にお祝い 講演や展示会など多彩

 上越市は10月にオーストリア・リリエンフェルト市との姉妹都市提携40周年記念事業を行う。レルヒ少佐のスキーが縁で結ばれた姉妹都市を講演会や展示会、映画、食など幅広い分野のイベントで祝う。

 リリエンフェルトはレルヒ少佐の師、マティアス・ツダルスキーが近代スキー技術を完成させた場所で、上越市は1981(昭和56)年に海外とは初となる姉妹都市の提携を行っている。

 オープニングセレモニーは10月2日午後1時30分から同2時30分まで同市本町6の高田世界館で開かれる。駐日オーストリア大使館高官のビデオメッセージ、上越市民吹奏楽団のオーストリア音楽演奏が行われる。参加申し込みは29日までに同市観光交流推進課(電025・520・5740、ファクス025・520・5852、電子メールkanko@city.joetsu.lg.jp)へ。参加無料。

 日本スキー学会の新井博会長による講演会「日本スキー発祥と上越」は10月9日午後2時から同3時45分まで、同市下門前のリージョンプラザ上越で開かれる。申し込みは10月6日までに同市文化行政課(電025・545・9269、ファクス025・545・9272、電子メールbunkagyousei@city.joetsu.lg.jp)へ。参加無料。

 同市大貫1の日本スキー発祥記念館で10月1日から同17日まで、40年間の交流の様子やリリエンフェルト市の学生による絵画、写真などの展示が行われる。開館時間は午前9時から午後4時30分まで。入館料460円(小中高生160円)。月曜休館。

 10月2日から同15日まで、高田世界館でオーストリアを舞台とした映画『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』を上映する。料金は1000円(高校生以下800円)。火曜定休。 他にオーストリアにちなんだ料理や菓子の販売、学校給食でのオーストリア料理提供などが行われる。

姉妹都市40周年を記念する看板が金谷山のレルヒ像前に設置された

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