朝鮮の咸鏡南道端川市には天然記念物である五色花崗岩がある。
この花崗岩は、長石類、石英、角閃石、黒雲母から成っており、赤、青、黄、黒、白の5色を持つ。
5色があたかも五色の紙吹雪をまいたように岩石全般を装飾している。
花崗岩の長さは70~80メートル、高さは150メートル。
下の部分は小川の水につかっている。
世界的に希少なこの五色花崗岩は、天然の装飾品と特殊な建材に使われる貴重な資源となるばかりか、岩石の特性の研究でも重要な意義があるとされている。
朝鮮でこの花崗岩は天然記念物第295号に指定されている。
近年、端川地区鉱業総局広泉鉱山では、同地域の無尽蔵な五色花崗岩を掘り出して各地の建設現場に送っている。