無形文化財保護は朝鮮の国家プロジェクト ユネスコとの協力の下に活動

朝鮮では無形文化財を保護し、継承するための活動が国家プロジェクトとして行われている。

国内では民族遺産保護法が施行されている。

 無形文化財保護活動を主管する専門行政機構があり、中央と地方には非常設民族遺産保護委員会が組織されている。ここで無形文化財に対する発掘・考証と審議・評価が行われている。

民族の始祖檀君の誕生日である10月3日(開天節)を迎えて行う檀君祭礼も無形文化財として登録されている。(C)朝鮮新報

 この数年間に社会慣習と労働様式、朝鮮の伝統医術と料理、生活風習、民俗遊戯など歴史的・芸術的・学術的価値の大きい120余りの対象が発掘、収集され国家および地方無形文化財として登録された。

 朝鮮は、2008年11月にユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化財保護のための国際協約に加盟した。

 ユネスコとの協力の下に国家の無形文化財を世界文化財に登録するための活動もユネスコとの協力の下に行われている。

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