収穫野菜で総菜 献立多彩に販売 「ハライソ農園」出店 共場糸魚川コモンズ

 農薬や化学肥料を使わずに育てたオーガニック野菜を素材とした、持ち帰り専門の総菜店「ハライソ農園のハライソ食堂DELICATESSEN(デリカテッセン)」が毎月第2、4水曜、糸魚川市新鉄1の「共場糸魚川COMMONS(コモンズ)」に出店している。

畑で取れた野菜で多種類の惣菜メニューを作り、来店者を迎える「ハライソ農園」の梅澤さん(神鉄1、共場糸魚川コモンズ)

 出店者は10年前に糸魚川へ来て農業を始めた「ハライソ農園」の梅澤未有さん。新規就農をした当時の研修で企画書に載せた総菜店の思いを、昨年12月に実現した。間もなく1年を迎える。

 野菜は年間を通して30~50種類を作っており、総菜の材料は自分の畑で取れたものを使う。調味料やオイルも良質な素材を用いる。

 メニューは日本の郷土料理や世界の家庭料理。先月は「新米の栗入り赤飯」「秋茄子(なす)の田楽」や「西アフリカのオクラシチュー」「南インドのスパイスカレー」、デザートに「りんごのタルト」など種類豊富に並べた。

 来店者には容器持参をお願いしている。「気に入ったおかずを好きな量だけ」「数種類を少しずつ詰めてお弁当に」「忙しい夕食に一品プラス」など使い方はいろいろ。梅澤さんは「時間に余裕とたまには違う味で」と、家庭の食卓を応援。毎回多彩なおかずを用意して迎える。

 次回は10日午後1時から同7時まで。詳細はインスタグラムで掲載。問い合わせは「共場糸魚川COMMONS」(電080・5377・1922)へ。

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