妙高JC・新井高生 小学生向けに郷土のすごろく作成 妙高市へ贈呈

 妙高青年会議所(JC)のメンバーと県立新井高の生徒が協力し、小学生向けの「妙高すごろく」を作った。地域の名所や食、行事などを遊びながら学ぶことができる。

贈呈式での記念撮影(妙高市役所)

 このすごろくは新井駅をスタートし、妙高山にゴールする。マスは全部で49。妙高JCメンバーが文を、新井高生徒がイラストや配色を担当した。

 マスにはそれぞれ2次元コードが付く。読み込むと、文に関することを詳しく学べる仕組みになっている。

 決まったマスに止まらないと、ぐるぐる回って抜けられないゾーンもあり、時間をかけて楽しめる。

 すごろくは8月から本格的に作り始め、イラストなどのための現地調査を行い、今月完成したという。新井高生徒は、まちづくりに取り組んでいる「Pakaratta」(パカラッタ、16人)のメンバーが関わった。

 新井高3年の渡邉祐咲君は「立派なものができた」と胸を張る。

 妙高JCの宮本尊史さん(40)は「地域愛を育てたい」と思いを語った。

 9日、「妙高すごろく」のA1判シートを市に贈った。市内全ての小学校、放課後児童クラブに配布されるという。

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