年末の火災警戒開始、神奈川・大和の消防団が注意呼びかけへ 「穏やかに新年を迎えられるように」

歳末火災特別警戒で出陣する大和市消防団

 恒例の歳末火災特別警戒期間(25~31日)を迎え、神奈川県大和市の市消防団は26日、市消防本部で関係者の激励会を開いた。

 例年、市長、消防長らが市内に17ある分団の詰め所を夜間に回るスタイルで開催しているが、今年は新型コロナウイルスの感染予防に配慮し、参加者を各団5人に制限して一堂に集まったという。

 小菅実市消防団長は「市内では今月に入って大きな火災が2件発生した。穏やかに新年を迎えられるように、火の取り扱いなどに注意を呼び掛けてほしい」とあいさつ。赤色回転灯をつけて一斉出動した車両を見送った。

 今年起きた市内の火災件数は27件(25日現在)。昨年より11件少ないものの、死者は今月に3人となって3人増えた。

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