元法相・田中慶秋氏が死去 83歳 衆院議員通算6期

田中慶秋氏

 元衆院議員で民主党政権で法相を務めた田中慶秋(たなか・けいしゅう)氏が4日に死去したことが5日、分かった。83歳。複数の関係者が明らかにした。

 田中氏は神奈川県議を経て、1983年に民社党公認で衆院議員に初当選した。94年の新進党結成に参加し、同党解党後の新党友愛を経て、98年に民主党に合流。衆院議員を通算6期務めた。

 旧民社党グループで中心的役割を担い、民主党副代表も務めた。民主党政権だった12年10月に野田第3次改造内閣で法相として初入閣を果たしたものの、外国人献金問題などが発覚し、「体調不良」を理由に3週間ほどで辞任。同12月の衆院選で落選した。

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