横須賀市消防局は1日、昨年12月に大阪市の雑居ビルで起きた放火殺人事件を受け実施した市内の緊急の立ち入り検査の結果を公表した。対象140棟のうち49棟で階段や廊下に物品による避難障害などが見つかり、指導した。
検査は昨年12月20日から今年1月14日まで、不特定多数の人が出入りする飲食店や病院などが地下か3階以上にあり、屋内階段が1カ所しかない建物を対象に実施。スプリンクラーや自動火災報知設備の未設置など重大な違反はなかった。
合わせてガソリンスタンド45件に対し、ガソリンを携行缶で販売する際の本人確認徹底についての注意喚起も行った。