寒い週末 日本海側は広範囲で大雪のおそれ 東海や近畿中部も雪の可能性

 3日(木)午後も、日本海側は広く雪や雨となる見込み。北陸を中心に、夕方にかけて落雷や突風に注意が必要だ。日本海側はあす4日(金)日中も断続的に雪や雨となるが、強い寒気の影響で夜から土日にかけては平野部でも雪の量が増える見込み。積雪や見通しの悪化による交通障害、電線や樹木への着雪、多雪地帯ではなだれにも注意が必要だ。

大雪のおそれ

 これから4日(金)にかけても、日本海側は断続的に雪や雨となる見込み。北陸の平野部は気温が高めで、4日(金)日中は雨の所もあるが、気温が下がる夜以降は雪として降る地域が多く、同時に降り方が強まる可能性がある。強い降雪で周囲の様子が一変し、見通しが悪くなることも考えられるため、車の運転などは特に注意が必要だ。  日本海側は土日にかけて、強弱はあるものの降雪が続き、北陸の山沿いを中心に大雪となる見込み。平野部でもまとまった雪となる所があり、6日(日)午前にかけては交通機関への影響に注意が必要となる。除雪による身体的負担や、道路の混雑などで生活用品の買い出しが通常より困難になることを想定し、週末の準備は早めに済ませておきたい。

 なお、寒気が強まる影響で、土日にかけては近畿中部や東海の一部にも、雪雲が流れ込む可能性がある。夜間から朝にかけての時間帯と降雪が重なると、路面に雪が積もりやすくなるなるため、この方面も車の走行などは注意が必要だ。一方、東京など関東は乾燥した晴天が続くため、こちらは火の取り扱いに注意が必要となる。

来週前半も寒い

 週明けも、日本の上空に寒気が居座る見込み。日中は土日ほど厳しい寒さではないものの、風がおさまる朝晩は北日本の内陸を中心に冷え込みが強まりそうだ。また、来週中ごろは日本の南を低気圧が通る影響で、関東など東日本の太平洋側でも天気が崩れる見込み。気温次第では、平野部でも雪の可能性があるので注意が必要だ。 (気象予報士・高橋和也)

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