懐かしのスイーツ人気 昭和の洋菓子「タヌキケーキ」 菓子工房miyoshiya(糸魚川市東寺町1)

 糸魚川市東寺町1の「菓子工房miyoshiya(みよしや)」で販売する「タヌキケーキ」が、懐かしの味として話題を呼んでいる。

 その名の通り、愛らしいタヌキの姿をしたケーキ。バターロールケーキとバタークリームを土台にチョコレートでコーティングしている。230円(税別)。

笑ったり、ウインクをしたりと表情はさまざま。しっぽの付いた後ろ姿も愛らしい

 生クリームが主流になる以前、バタークリームを使ったタヌキケーキは全国的に流行したが、今では洋菓子界の〝絶滅危惧種〟ともいわれている希少なケーキ。同店でも昭和の頃に販売していた。現在5代目の歌川希望さん(34、オーナーパティシエ)が先代から話を聞いて、あらためて同店オリジナルのタヌキケーキとして仕上げ、1月末から販売を始めた。早速、「子どもの頃に食べた」と喜ばれ、若い世代や子どもたちからも「かわいい」と人気を集めている。

バタークリームを使った「タヌキケーキ」を販売。「懐かしい味を楽しんで」とパティシエの歌川さん夫妻

 希望さんと夫の拓也さん(33、パティシエ)は「当時を知るお客さまには懐かしく、知らないお客さまにとっては新鮮。皆さんから楽しんでもらえたら」と話している。

 営業時間は午前9時から午後7時まで。月曜、第3日曜定休。問い合わせは同店(電025・553・0904)へ。

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