【新型コロナ】横浜で過去最多12人死亡、2889人感染 2医療機関でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は11日、新たに過去最多となる男女12人の死亡が確認されたと発表した。新たに10歳未満~100歳代の男女2889人の感染も確認された。新規感染者は重症3人、中等症2人、軽症2829人、無症状28人で、27人は調査中。

 市によると、亡くなった12人のうち3人は、クラスター(感染者集団)が発生している市内の介護老人保健施設の利用者。70代男性が8日、80代男性と90代女性が9日に亡くなった。この施設では143人の感染が確認されており、死者は計16人となった。

 横浜市南区の70代男性は6日に自宅で倒れ、同日に搬送先の病院で死亡が確認された。また、同区の別の70代男性は7日に自宅で倒れているのを発見され、同日に搬送先の病院で死亡が確認された。ともに搬送時の抗原検査で陽性と判明し、死因は新型コロナウイルスによる肺炎という。

 クラスター関連では、横浜市立大学付属市民総合医療センター(同市南区)で職員と患者ら8人、国際親善総合病院(同市泉区)で11人の感染が判明し、市はいずれもクラスターと認定した。このほか、市内の高齢者施設5カ所、障害者施設2カ所、保護施設1カ所でもクラスターが発生したとしている。

© 株式会社神奈川新聞社