新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で11日、新たに18人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女8125人の感染を確認した。県内の入院患者は10日現在で1743人となり、過去最多を更新した。
横浜市は12人の死亡を発表。うち70~90代の男女3人はクラスター(感染者集団)が発生している市内の介護老人保健施設の利用者だった。この施設ではこれまでに143人の感染が確認されており、死者は計16人となった。
横須賀市はクラスターが確認されている介護老人保健施設に入所していた80代女性の死亡を発表した。ほかに川崎市が4人、相模原市が1人の死亡を発表した。
川崎市によると、クラスターが発生している市内の病院で新たに入院患者ら40人の感染が判明。同院関係の感染者は計95人となった。県によると、小田原保健福祉事務所管内の高齢者福祉施設で新たに5人の感染が分かり、同施設関係の感染者は計116人となった。
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県は新たに317人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は5554人となった。
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在日米海軍横須賀基地は10日現在の感染者が358人と発表した。これまでは週に1度、新規感染者を公表してきたが、今回から発表の方式を改めたという。