新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で17日、男女35人の死亡と、10歳未満～100歳代の男女8025人の感染が新たに確認された。1日に発表された死者数としては昨年2月3日の19人を上回り、過去最多となった。
横浜市内では過去最多の27人の死亡が確認され、うち25人は入所していた施設や病院でクラスター（感染者集団）が発生していた。
同市内の有料老人ホームでは、80代～100歳代の男女11人が1月下旬に相次いで死亡。うち4人は亡くなった後に陽性が判明した。いずれも認知症などの基礎疾患があり、同施設での死者は12人となった。
特別養護老人ホームでは、いずれも80代の男女3人が今月6～13日に死亡した。別の特別養護老人ホームでも80代の男性2人が8日と14日に亡くなった。
汐田総合病院（同市鶴見区）では入院していた70代男性が4日に死亡したほか、60代女性が7日に亡くなった。平和病院（同市鶴見区）に入院していた90代男性は15日に死亡し、80代男性は16日に亡くなった。
ふれあい東戸塚ホスピタル（同市戸塚区）では70代男性が死亡し、横浜総合病院（同市青葉区）では90代女性が亡くなった。
川崎市麻生区の80代男性は1月28日に陽性判明。同29日に市内の病院に入院したが、今月10日に死亡した。同市中原区の90代女性は、1月31日に陽性が判明、往診医による在宅医療を受けていたが、今月15日に死亡した。同市麻生区の80代女性は市内病院に入院していたところ今月14日に検査で陽性が判明し、同日死亡した。
県は新たに422人が自主療養したと発表した。自主療養者の累計は7389人となった。
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在日米海軍厚木基地（大和、綾瀬市）は17日、基地関係者4人の感染が確認されたと発表した。
