【新型コロナ】横浜市 9人死亡、1502人感染 市立小学校など6カ所でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は9日、新たに9人の死亡と、10歳未満~100歳代の男女1502人の感染が確認されたと発表した。中等症5人、軽症1431人、無症状33人で、33人が調査中。

 市によると、死亡した9人のうち8人は入院していた病院や入所していた高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生していた。

 金沢文庫病院(同市金沢区)では、入院中だった男女2人が死亡。90代男性は1日に発熱を訴え、検査で陽性と判明。7日に亡くなった。80代女性は1日に発熱して陽性が判明、2日に亡くなった。

 横浜総合病院(同市青葉区)に入院していた80代女性は2月4日に発熱し、陽性が判明。28日に亡くなった。同病院での死者は5人となった。

 上白根病院(同市旭区)では90代男性が14日に発熱、18日に感染が分かり、3月3日に亡くなった。同病院では4人が死亡した。

 横浜舞岡病院(同市戸塚区)では、60代男性が2月18日に発熱し、24日に陽性を確認。3月2日に亡くなった。

 特別養護老人ホームでは90代女性が5日に死亡し、その後の検査で陽性と判明した。別の特別養護老人ホームでは、90代女性が呼吸苦を訴え、2月18日に陽性と判明。病院に入院し、3月2日に死亡した。

 有料老人ホームの90代女性は施設内で陽性者が出たため検査を実施し、陽性と判明。その後体調を崩し、7日に亡くなった。

 同市戸塚区の90代女性は発熱して2月16日に感染を確認。入院し、24日に亡くなった。

 市は、教職員7人と児童6人の陽性が確認された市立小学校や、計21人が陽性となった有料老人ホームのほか、高齢者グループホーム、通所介護施設、放課後等デイサービス、障害者通所施設の計6カ所で新たなクラスターを認定した。

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