トラベルミステリー作家・西村京太郎さん悼み ゆかりの神奈川・湯河原に記帳所

町立図書館に設置された記帳所(湯河原町提供)

 トラベルミステリーの第一人者で「十津川警部」シリーズで知られる作家の西村京太郎さんの死去を悼み、湯河原町は15日まで町立図書館1階に記帳所を設けている。

 西村さんは病後のリハビリで湯河原の病院に入院したことをきっかけに1999年に町内に移住。湯河原文学賞の選考にも関わり、「西村京太郎記念館」(同町宮上、現在は休館)もオープン。2005年には同町初めての名誉町民となった。

 西村さんの死去を受け、冨田幸宏町長は「残された作品に込められた命は永遠であり、これからも町の大切な財産としてしっかりと若い世代に伝えてまいります」とコメントした。

 記帳は午前9時から午後6時まで。

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