安塚・浦川原・大島3中学校統合を検討 保護者要望受けて 今後地域説明へ 上越市

 上越市は安塚区の安塚中、浦川原区の浦川原中、大島区の大島中の3中学校の統合を検討していることが分かった。昨年12月に保護者の同意が取られ、今後は地域への説明を行っていくとしている。

 9日に開かれた文教経済常任委員会で上野公悦委員長(共産)の質問に対し、新部彰教育総務課長が現状を説明した。

 令和2年3月の市議会所管事務調査で複式学級の解消が学校の適正配置に対する重点課題となり、保護者との意見交換で統合案が浮上したという。地域への説明で合意が得られた後、市学校適正配置審議委員会、市議会へと諮られていく見通しで、時期等は未定となっている。

 実現した場合、合併前の市町村を越えた統合は初となる。統合の形式などは未定だが、校舎は浦川原中を使用する考え。同市内では現在、複式学級は小学校のみで行われているが、小学校の保護者との意見交換の中で、中学校の統合を望む声が保護者側から上がったという。また、令和元年度、2年度に当該3区で統合に関する保護者独自のアンケート調査が行われていた。

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