カージナルスがバーヘイゲンと2年契約 過去2年は日本ハムに在籍

日本時間3月12日、カージナルスは北海道日本ハムファイターズを退団してFAとなっていたドリュー・バーヘイゲンと2年契約を結んだことを発表した。今季の年俸が250万ドル、来季の年俸が300万ドル、2年間の総額は550万ドル(プラス出来高)であることが報じられている。カージナルスはまず先発で競争させ、ローテーションから漏れた場合はリリーフで起用する方針。ロックアウト明けの最初のFA契約は、日本球界でのプレー経験もある31歳の右腕だった。

バーヘイゲンは2014年から2019年まで6年間タイガースでプレーし、127試合に登板して10勝10敗、14ホールド、防御率5.11を記録。メジャーでは通算8試合しか先発していないが、スプリング・トレーニングではジェイク・ウッドフォード、ヨハン・オビエドらとともに先発ローテーション争いに加わる予定だ。スプリング・トレーニングが短縮されたため、アレックス・レイエスとジョーダン・ヒックスの先発転向には時間が足りないことが予想されるため、ジョン・モゼリアック編成本部長は「先発陣の層に厚みを加える存在」としてバーヘイゲンに期待を寄せている。

日本ハムでの2年間では合計38試合(うち37先発)に登板して13勝14敗、防御率3.51を記録。モゼリアック編成本部長は「我々はドリューが日本でプレーした過去2年間も彼のことをチェックしていた。先発争いに加わると考えており、必要な場合にはスムーズにリリーフへ回ってくれるだろう。ドリューが我々のチームに加わることを嬉しく思う」とコメント。近年のカージナルスはマイルズ・マイコラス、金廣鉉(キム・グァンヒョン)、アーロン・ブルックスなどアジア球界でプレーした先発投手を積極的に獲得しており、バーヘイゲンは彼らに続くアジア球界からの補強となった。

© MLB Advanced Media, LP.