ブレーブスがロサリオと再契約 昨年のリーグ優勝決定シリーズMVP

日本時間3月17日、ブレーブスは自軍からFAとなっていたエディ・ロサリオと2年1800万ドルで再契約を結んだことを発表した。昨季26年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げたブレーブスでは、シーズン途中に加入したアダム・デュバル、ホルヘ・ソレア、ロサリオ、ジョク・ピーダーソンの外野手カルテットが大活躍。この補強成功が26年ぶりのワールドシリーズ制覇につながった。この4人のうち、デュバルを除く3人はシーズン終了後にFAとなったが、ブレーブスはロサリオを呼び戻すことを選択した。

現在30歳のロサリオは、昨季インディアンス(現ガーディアンズ)とブレーブスで合計111試合に出場して打率.259、14本塁打、62打点、11盗塁、OPS.740を記録。ツインズ時代の2019年に32本塁打、109打点をマークしていることを考えると、レギュラーシーズンではやや物足りない成績に終わったが、ポストシーズンでは16試合に出場して打率.383、3本塁打、11打点、OPS1.073の大活躍を見せた。特にドジャースとのリーグ優勝決定シリーズでは6試合で打率.560、3本塁打、9打点、OPS1.647と大暴れ。前年王者を撃破する立役者となり、シリーズMVPに選出された。

アレックス・アンソポロスGMが「左打ちの強打者を手に入れることは重要だった」と話したように、左打ちの外野手はブレーブスにとって補強ポイントとなっていた。ブレーブスはロサリオだけでなく、ジャイアンツからFAとなっていたアレックス・ディッカーソンとも1年契約を結んだことを発表しており、一気に補強ポイントを解決した形だ。

今季のブレーブス外野陣は左翼ロサリオ、中堅デュバル、右翼ロナルド・アクーニャJr.という布陣が予想されるが、昨年7月に右膝前十字靭帯断裂の重傷を負ったアクーニャJr.は開幕に間に合わない可能性がある。その期間はDH起用が有力なマーセル・オズーナを守備に就かせるか、ディッカーソンやギレルモ・ヘレディアを起用して、アクーニャJr.の穴を埋めることになりそうだ。

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