九州女子サッカーL、16日開幕 国見レディース参戦 勝ち越し上位目指す

九州リーグ1部で上位進出を目指す国見レディース

 サッカーの第25回九州女子リーグ1部は16日、9チームが参加して開幕する。長崎県から国見FCレディースが参戦。コロナ禍で半分の試合数しか消化できなかった昨季は8チーム中6位(2勝2分け3敗)だったが、今季はこれを上回る成績を目指して準備を進めてきた。
 九州女子リーグは1部と2部に分かれており、社会人チームや高校チームが参戦している。国見の過去最高成績は2013、15年の2位。17年からは2部に降格したが、18年に2位に入り、3年ぶりに1部復帰した。以降、19年は6位、20年はコロナ禍で開催中止。

国見レディースの司令塔、MF桜井(中央)=諫早市、スポーツパークいさはやサッカー広場

 今季の軸となるのは主将のDF宮園、司令塔のMF桜井。柳ケ浦高(大分)や活水女大で全国舞台を経験したDF岡崎、鎮西学院高の主将を務めたFW江口が新たに加入したのは心強い。「経験値が高いメンバーとこれからプレーできるのは楽しみ」と岡崎。全体練習をできる時間が少ないため、県内大会などの実戦を通して選手間の呼吸を少しずつ合わせている。
 鎮西学院高の現役選手がメンバー入りできる手続きをしており、当面は5人を登録。大きな戦力として期待されるほか、高校生たちにとっても高いレベルを体験できる貴重な機会になっている。
 初戦は17日。いきなり昨季優勝の東海大福岡高とぶつかる。監督を兼ねるGK田上は「今年は連戦になるので、メンバーみんなで勝ちにいけるような試合を目指している。勝ち越して上位に食い込みたい」と意気込む。

国見FCレディースの今季日程

© 株式会社長崎新聞社