平塚・城島地区で23日にマルシェ 地場産や野菜など販売 子牛との触れ合い体験も

平塚市城島地区の魅力を発信する「きじまルシェ」(写真は昨年のイベント風景)

 高齢化が進む神奈川県平塚市城島地区の地域活性化に向けたPRや農作物を販売するイベント「きじまルシェ」が23日、湘南ライスセンター(同市大島)前で開催される。県の補助金を活用しながら取り組む「地域資源活用による交流型体験の里づくり事業」の一環で、昨年に続き2回目のマルシェを皮切りに、今年も各種催しを計画している。

 同地区は同市北部の農村地域で、少子高齢化により市街化調整区域に指定されたが、2020年度から自然豊かな地域の資源を生かして幅広い世代を呼び込む同事業に取り組んでいる。

 地元公民館長の石塚崇さん(79)ら地域住民約60人でつくる「城島地区地域活動推進会議」が中心となって活動。マルシェは市と湘南NPOサポートセンターの協力を得て、地場産の米や野菜の販売をはじめ、トラクターや田植え機の展示、子牛との触れ合い体験などを予定している。

 22年度は一般向け農業体験のほか、薬膳料理教室、星空観察といったイベントも企画。こうした事業を通じて同地区に新規就農を目指し転居してきた人もおり、石塚さんは「地域の雰囲気が変わり、高齢者が生き生きとしてやりがいを感じている。ぜひマルシェに来て」と呼びかけている。

 雨天の場合は24日に順延。詳細は同事業ホームページまで。

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