収穫できない農作物を資産に! 大分

OABではこの春から、「SDGs」、持続可能な17の目標の達成に向けて取り組んでいます。じもっと!OITAでも県内のSDGsに関する取り組みを紹介しています。きょうはこちら。「陸の豊かさを守ろう」など3つです。

学生や企業、自治体などが連携して地域課題の解決に挑みます。

学生たちが中津市山国町の竹林に分け入り、タケノコ掘りを体験しました。

「フードロス撲滅」や「地産地消」をテーマに、未収穫の農作物を価値ある資産に変えようという実証実験で、中津市や、食品メーカーの味の素が企画し、APUの学生8人や地元企業も参加しました。背景には、地域の過疎化や少子高齢化があります。人手不足により竹林の整備が出来ていないと森林の荒廃につながるなど、竹害が問題になっています。

大学生

「こういう竹の問題って、日本全国であると思うので、中津から広めていけたらと思う」

収穫したタケノコはおよそ300キロ。1時間半かけて水煮にしました。

真空パックにして商品名などを考えたあと、6月頃に県内のスーパーで販売される予定です。

WELCOMEやまくに 水谷文博さん

「学生もある意味体験だと思うし、僕らは労働力が無いから、中山間地域の大きな課題とそれがマッチアップして、こういう風になるのはいいこと」

中津市は、今回の実証実験で、「未収穫の農産物が価値あるものになり社会課題の解決の両立もできれば」と話しています。

© 大分朝日放送株式会社