海上自衛隊の新型護衛艦、FFM「もがみ」が3日、母港となる横須賀市の海自横須賀基地に初入港した。3月下旬に同基地に配備された「くまの」の同型艦で、船体から突起物を減らすことで相手のレーダーに捉えにくくされており、ステルス性能が高い。同型艦は計22隻建造され、主に近海で活動する。
もがみは全長133メートル、全幅16.3メートル、基準排水量3900トン。建造費は「くまの」と合わせ1055億円。主任務は対艦、対空戦闘だが、機雷を処理できる掃海能力も備えている。
乗員は従来型よりも4割ほど少ない約90人。少子化による採用難を受け、艦内のデジタル化を進め、省人化した。艦名の由来は山形県の最上川という。