秦野市平沢のみずなし川緑地で、約200匹のこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいる。青空の下、丹沢の新緑を背に優雅に舞う様子を、周囲を散策する人たちは写真に収めるなど思い思いに楽しんでいた。5日まで。
5日の「こどもの日」を祝う行事として、市が1987年から実施している。同所の水無川両岸約240メートルにポールを立てて、黒やピンクなどのこいのぼりや吹き流しをで初夏を彩っている。こいのぼりなどはすべて市民から寄付されたものといい、色も大きさもさまざまだ。
河川敷を散策する家族連れらは足を止めてこいのぼりが泳ぐ姿を眺めては、カメラやスマートフォンを向けていた。2歳の長男を連れて訪れた市内在住の女性（30）は「青空に映えて圧巻の姿。子どもにはこいのぼりのようにすくすく大きく育ってほしい」と空を見上げていた。
