省エネスタイルで業務 上越市役所クールビズ開始

 上越市は10日から、「クールビズ」を開始した。10月31日まで、市役所木田庁舎をはじめとした公共施設の空調温度を28度(目安)に設定。職員らに原則「ノーネクタイ」「ノー上着」など軽装での勤務を励行する。

体調に合わせ、ノーネクタイなどの軽装で業務に当たった(10日、環境保全課)

 地球温暖化対策の推進、事務能率の向上を目的に、市が平成17年度から毎年取り組んでいる。軽装は強制ではなく、体調や公式の場への出席など、状況に応じた適宜の対応となる。期間中は不要な照明の消灯など、電力の消費削減に向けた取り組みも並行して行う。

 また、市民や事業者に向け、啓発チラシの掲示などを通じて取り組みを周知。市の会議や催しに参加する際、軽装での参加を呼び掛ける。

 市環境保全課は「脱炭素社会に向け、市民の皆さんも体調管理に気を付けつつ、可能な範囲で省エネ対策に協力してほしい」と呼び掛けている。

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