女子ソフトボールの新リーグ「ニトリJDリーグ」第7節が21、22の両日、上越市高田城址公園野球場で行われる。試合を前に、ホームゲームとして戦う「太陽誘電ソルフィーユ」のメンバーが19日、同市役所を訪れ、来庁者や職員を前に決意を表した。
同チームは、頸城区上吉に新潟太陽誘電があることから、同リーグの「セカンドホーム」に上越市を選定。市や地元競技団体と準備を進めてきた。市とのつながりを深めたいと、7月18~23日に同野球場を中心に初めて夏合宿を計画。来年以降も続け、子どもたちとの交流や教室などを開き、競技の普及と地域貢献を考えている。
この日は選手20人をはじめ、監督、スタッフで総勢27人が来庁。来庁者や職員の拍手で迎えられ、山路典子監督(51)が「上越市では数年前に試合をさせていただき、いい結果を残せている。今回は厳しい戦いになることを覚悟しているが、皆さんに私たちのプレーを見て、楽しんでいただけるよう精いっぱい頑張りたい」と抱負を述べた。チームは2008年の全日本総合女子選手権で準優勝、翌09年の国体で群馬チームとして3連覇に輝いている。
その後、中川幹太市長らと面会。同市長は「ようこそ上越市へ。皆さんの活躍を期待している。合宿をやっていただき、今後もホームゲームとして関係を続けていただけると幸せ」と歓迎。市の特産品を贈呈した。
中溝優生主将(23)は「ここでホームゲームとして戦えるうれしさをグラウンドで表したい。一人一人の良さを前面に出して勝ちたい」と意気込みを語った。選手のサイン入りボールやユニホームを贈り、返礼した。
東京五輪組も集結しプレー
上越大会は21日午前11時から、ビックカメラ高崎―SGホールディングス、午後2時から太陽誘電―トヨタ、22日午後2時から太陽誘電―SGホールディングスの計3試合。東地区、西地区の上位チームが集まる。
太陽誘電・原田のどか選手(30)、ビックカメラ高崎の上野由岐子投手(39)、藤田倭投手(31)、トヨタ・後藤希友投手(20)ら昨年の東京オリンピックで金メダルを獲得した日本代表メンバーも出場する。
当日、球場ではさまざまなイベントも予定されている。市内7カ所で前売り券を、球場で当日券を販売する。
▼メンバーの市役所訪問、決意披露の様子