元日の殺人事件 親子を書類送検 大分

 今年1月、大分市の住宅で親子2人が血を流した状態で見つかり、その後、死亡が確認された事件で、県警は2人を殺人容疑で書類送検しました。

 この事件は、1月1日の午前1時20分ごろ大分市明野の住宅で父親と息子の2人が血を流した状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認されたものです。2人は1階で倒れていて、凶器とみられる刃物も1階で見つかっていました。警察が捜査を進めた結果、お互いに殺害し合ったとみられることからこの2人を、殺人の疑いで容疑者死亡のまま大分地検に書類送検しました。室内を物色したような形跡がなく第三者の侵入はなかったとみられることや、どちらも胸あたりを中心に数回刺されていて殺意があったとみられることなどから、判断したということです。現場の住宅には父と母が2人で暮らしていて息子は帰省中でした。2人とも体内からアルコールが検出されていたということです。

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