窓口の話者の言葉を文字に変換して目の前のアクリル板などに表示する京セラ(京都市)のシステムを活用した実証実験が19日、障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」(横浜市港北区)で始まった。聴覚障害者や高齢者により分かりやすく意思疎通を図ってもらおうと、実用化に向けた製品改良を行っていく。
先端技術を使った社会課題解決や新ビジネスの創出を後押しする横浜市の「I・TOP(アイトップ)横浜」という枠組みで採用された実験の一つ。期間は9月末までとしている。
同社が開発したシステムは、音声をリアルタイムに認識し字幕として表示。字幕は透明なアクリル板やビニールカーテンなど既存の物を活用できるため、導入は比較的簡単という。