「藤沢宿・遊行の盆」3年ぶり開催へ 規模を縮小、1日のみの鑑賞型に

藤沢市の恒例イベントとなった「遊行の盆」

 湘南の夏恒例の盆踊り大会「藤沢宿・遊行の盆」が7日、3年ぶりに開催される。藤沢商工会議所などで構成する実行委員会の主催で15回目。

 新型コロナウイルス禍前は、3日間にわたり多彩な催しが行われる夏の大規模イベントとして藤沢市内外から多くの見物客、参加者を集めた。今回は感染の急拡大を踏まえ、感染対策を講じた上で、1日に短縮し、規模も縮小する。従来行われていた一般参加は実施せず、団体や保存会の踊り手が披露する「鑑賞型」で開催する。

 メイン会場は、盆踊りのルーツとされている「踊り念仏」にゆかりがある「時宗総本山・遊行寺」(同市西富)の境内で、盆踊りステージを設置する。同日午後5時から同8時10分まで、地元の「流しおどり 遊行ばやし」をはじめ、日本三大盆踊りの「西(にし)馬音(も)内(ない)盆踊り」「阿波おどり(高円寺)」「郡上おどり」で各地の踊り手が会場を盛り上げる。

 同日には、藤沢駅北口のサンパール広場やサンパレットでもミニステージが特設される。入場無料。問い合わせは、実行委(事務局・藤沢商議所内)電話0466(27)8888。

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